直売所経営をめざして
直売所経営をめざして

プロフィール
秋田県仙北郡中仙町(現在の大仙市)出身
秋田大学鉱山学部卒後、工業用バルブ製造会社勤務を経て平成13年4月就農
平成11年~12年(有)大野台グリーンファームで技術研修
氏名 | 大野 利之 |
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年齢 | 59歳 |
家族構成 | 本人、妻 |
住所 | 大仙市長野 |
経営の概要
作目 | 規模(面積等) | 経営の特徴 |
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ホウレン草 | 延べ9,240㎡ | 主品目としてホウレン草を選択し、高値での販売が可能な夏場のホウレン草と冬期の栽培を行い周年作型を導入している。 |
エダマメ | 693㎡ | |
ズッキーニ | 462㎡ |
就農の動機
長らく東京で製造関係の会社に勤めていたが、年老いた両親の面倒を見ることにあわせて、東京育ちの妻の田舎暮らし志向もあって、地元の企業を就職先として模索した。しかし、なかなか条件が折り合わなかった中、食の安全・安心を第一に考える「農業も一つの選択肢」と考えた。
農地の確保
借入(農業経営基盤強化促進法並びに農地保有合理化事業を活用)
地域とのつきあい
地域住民のどんな会合でも積極的に参加。
(技術研修中に妻が参加した会合での情報が農地借入につながった)
就農しての感想
良かったと感じる点
- ストレスがない(すべて自分で決められる=社長)
苦労した点、また苦労している点
- 就農時よりもホウレン草の販売単価が低下している。
- 同一作目のため連作障害が発生してきている。
- 地球温暖化に伴う夏場の高温が、夏期冷涼な気候を好むホウレン草にもたらすダメージが大きい。(遮光シートを張って、地温を下げる努力をしている)
就農希望者へのアドバイス等
安定した収穫量を確保するため、施設の確実な5回転利用を目指す。
成功事例は半分に聞き、失敗事例を参考にする。
今後の目標
- 安定した収穫量を確保するため、施設の確実な5回転利用を目指す。
- 仲間と一緒に直売所を設置して自分で作ったものを自分で売りたい。(少量多品目生産)