理想のライフスタイルの実現を

理想のライフスタイルの実現を農業で

プロフィール

東京都出身。大手建設会社勤務を経て、平成18年4月より県の制度を活用し、大潟村 農業法人「正八」で研修。2年半の研修期間を経て平成21年1月、男鹿市船越払戸で独立。

 氏名  堤拓郎
 年齢  39歳
 家族構成  本人
 住所  男鹿市船越

経営の概要

 作目  規模(面積等)  経営の特徴
 パプリカ 2,100㎡   パプリカと葉菜類を組み合わせ施設を有効活用。単価が安定しており、大型機械の必要ない品目を選定した。
 葉菜類(プチヴェール、ホウレンソウ等) 1,000㎡ 

就農の動機

会社勤務では、総務や経理を担当したが、仕事に充実感が得られなかった。成果が形になるモノ作りに憧れていたことと、経営者として自分の思ったとおりに仕事をしてみたかった。

農地の確保

研修先の紹介で、JAを通じ、ビニールハウス付きの農地を借りることができた。ビニールハウスは10年計画で取得の予定。

地域とのつきあい

JAへの出荷や部会行事への参加を通じて、人脈も広がってきた。就農3年目を迎えて経営の基盤が整ってきたと感じている。

就農しての感想

良かったと感じる点

  • 自分の判断や決定が、目に見える形で表れる農業はやっていて楽しい。栽培上の心配は尽きないが、作業計画を立てながら、マイペースで取り組める農業は、ストレスがなく悩みが無い。

苦労した点、また苦労している点

  • 新規参入者は、信用や実績に乏しいため、制度資金を利用できず、不足分は、親類からの借り入れで手当した。

就農希望者へのアドバイス等

経営が安定するまでには、ある程度の期間が必要なので、生活費を含め最低でも1,000万円程度の自己資金は必要。
農業は楽ではないので、相当な覚悟が必要だが、逃げ道を作らずに、強い意志を持って取り組めば、物理的な困難は必ず乗り越えられる。やる気のある人には魅力的な仕事。

今後の目標

ハウスの利点を生かし、付加価値の高い農業を実践していきたい。当面の目標は、パプリカの反収5トン/10a、年間所得300万円。時間的なゆとりを確保し、プライベートも充実させていきたい。